今週のパーツ
手すりとクレーンのプラットホーム |
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そして作業は・・・
このエッチング部品については、非常に目の細かいウエット&ドライで両面を擦り、塗装ののりを良くしてから、プライマー処理し、両面に白をスプレーした。 クレーンは、壊れないように、これを模型に固定すべき時までとっておく。 私は、内側の手すりの底部の塗料を剥がし、接着のための非塗装部分を確保した。 また、同様の理由から、デッキの縁から塗料やニスを掻き落とした。 手すりを曲げるには、堅く角張った縁が必要である。 私は、大きなはさみの刃の背側を使った。 どんなものを使うにしろ、手すりにくっきりした折り目を付けるには真っ直ぐで角張った堅い縁を持っていることが重要である。 試しに手すりを模型にあてがってみて、注意深く曲げるべき場所に印を付ける。 そうしてから、注意深く曲げる。一度にすこしずつ曲げ、そのたびごとに再チェックすること。 手すりを用いている道具にあてがい、親指で押し曲げる。 曲がり部分の半径は小さなもの、大体 0.5mm 程度にしておくべきである。 これぐらいが私にはちょうど良いように思える。 デッキの縁を少々削り取る必要が出るかもしれない。私は、デッキの鋭い端を切り落とし、手すりの曲率半径に合わせた。 フィッティングに満足がいったら、手すりを瞬間接着剤で固定する。 2~3 点に付ければ、その場に保持するのに十分である。 乾いてから、接合部に針を使って瞬間接着剤の追加を流し込んでやることができる。 接着剤は隙間があるところにはどこでも流れ込むので、接合部が強化される。 |
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この写真は反対側を示す。曲げた部分の何カ所かで塗装が剥げているのが見えるだろう。
これは、後に塗料でちょっと修復してやるつもりだ。
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これは、船首の小さな手すりである。
前にやったように、塗料を剥がしてから、手すりを絵筆の丸い柄に押しつけて曲げた。
適当なサイズの絵筆を見つけるのにちょっと手こずったが、最後には見つけられた。
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今週のポイント
測定は 2 度、切断(あるいは曲げ)は 1 度
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定 63 - 救命ボートについては何もやっていない 67 - 手すりの固定→完了 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 70 - 固定すべきはしごが幾つか→完了 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口4本 81 - 固定すべき換気口3本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
手すりと防波堤 |
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そして作業は・・・
最初に防波堤。まず小さな支持体を注意深く曲げる必要がある。 全部が揃っていて真っ直ぐで、すべてデッキに接触し、防波堤を垂直よりちょっと小さな角度で保持している必要がある。 ちゃんとするにはかなりの時間がかかったが、それは、色々試してみて、眺め、また調製し、の繰り返しに費やしたものであった。 左側と右側の作りに注意。両方がOKになって初めて固定すること。 デッキの端にある繰り形の所まで押しつけてはいけない。 手すりが入る余裕を残しておかなければならない。 防波堤が繋柱にぶつかっているのはアホらしく見えたので、私の場合、角度をちょっとだけ後ろにずらしてやった。 |
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次の作業は、デッキハウス B 上の手すりである。非常に単純。
単に、その場に接着し、瞬間接着剤の小さな 1 滴を補強のために角に垂らすだけでよい。
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デッキハウス C 上の手すりも同様に簡単だが、手すり 85 はまだ固定していない。
ちょっとだけ長すぎたので、前方に面したデッキの縁に沿って走る短い部分を固定した後にこれを固定したいと思う。
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ここで、ちょっとした問題が生じた。
手すり 71 と 72 が少しであるが長すぎる。
これを克服するちょっとずるい手を思いついた。
単に、手すりの端を切り取り、その角を、この小高くなった部分の船首側に沿って走る手すりに向かって突き出させるというものである。
しかし、正確な位置で切るためにはこの前方部の手すりが必要なので、この部品は第 85 週まで放っておくことにした。
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この小高くなった部分の船尾側に沿った手すりは、その縁の上端部に接着した。
私の模型では、これは隔壁エッチング部品の上端を意味する。
カード部品を使ったひとは、カードの上端に糊付けすることになる。
私の場合は、真鍮がデッキについている端の部分のニスを剥がし、手すりの底部も剥がした。
カード部品を使っている場合は、ニスを剥がすため、より慎重にやらなくてはならないだろう。
カード部品を傷めないように、目の細かい耐水ペーパー(紙やすり)を使った方が良いかもしれない。
その後、私は瞬間接着剤で手すりを固定した。最初に階段の手すりを外側に曲げることを忘れないように。
まず 2 つの外側の手すりをすませれば、階段のための隙間を均等に残した状態で、真ん中の部分を正確に真ん中に持ってくることができる。
これらを適当な位置に固定し、接着剤が固化したら、ピンを使って少量の瞬間接着剤を接合部に沿って追加し、接合を確実なものとした。
接着面がそれほど広くないので、きれいで滑らかな表面であることが重要である。
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最後に、手すり 67 と 68 も少々長すぎた。
従って、私はこのデッキハウスの船首側に沿って走る部分が配布されるまで待とうと思う。
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今週のポイント
手すりの塗装の仕方。 まず、目の細かい耐水ペーパーで優しく擦って、塗料がつきやすくしておき、白に塗装しない部品は除いておく(もしくは、マスキングテープでマスクしてもよい)。 次に、Halfords の車用プライマーを両面にスプレーし、24 時間乾燥させる。 次に、Halfords のアプライアンス・ホワイトをスプレーするが、この場合も両面である。 紙にくっついて表面が台無しになってしまうことを防ぐ、ちょっとしたコツがある。 上の写真で私がやっているように、マッチ棒の上に置いてスプレーするのである。 こうすることでエッチング部品を紙につかないように持ち上げておくことができる。 マッチ棒はエッチング部品の不要部分の下にあるように気を付けること。 さもないと、マッチ棒が部品にくっついてしまうことになる。 スプレーの勢いで吹き飛ばされる心配があるので、マッチ棒は、少量のブルータック(訳者注:粘着性のある練り消しゴムのようなもので、画鋲の代わりに使用されるもの。海外では結構ポピュラーなものらしい。)で土台にくっつけておく必要があるかもしれない。 私は、プライマーも光沢塗料も 1 回のみの塗りしか行わない。 それは、塗装層が薄いほど、曲げたときそこに残りやすいからである。 作業後塗装が数カ所で剥がれるのはどうしても避けられないが、そのような部分は細い筆でちょっとなおしてやれば済むことである。 別法として、適当な形に曲げてからスプレーするというのがある。 この方法は、曲げる手すりにはOKであるが、真っ直ぐな手すりについては、これをどうやって保定するのか私にはよく分からない。 どなたか良い考えがあれば教えてほしい。ここに掲載したいので。 エッチング部品の取り扱いには注意が必要。この手すりは非常に繊細で、簡単に曲がってしまう。
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定→完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 67 - 手すりの固定→完了 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 83 - 手すり 67, 68, 71, 72, 85 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
更に手すり |
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そして作業は・・・
まず、これまでの週に行ったのと同様の方法でエッチング部品を処理・塗装した。 船尾を取りまく手すりはうまくいった。私は、角度のついた手すりをまず行い、次に船尾を横切るもの、最後に船外の手すりを付けた。 ドッキングブリッジを取り巻く手すりのとりつけは、かなり後までやらずに置いておく。 ドッキングブリッジ上には幾つか非常に小さい部品(テレグラフなど)が取りつけられることになるので、手すりをつける前に、これらを固定したいのだ。 |
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この写真には、船尾の小さなデッキハウスを取り巻く手すりが写っている。
サイドの手すりは少々長かったので、ドアの風よけ上に突き出す部分であるデッキの前部で切り詰めた。
こうすることにより、手すりは少々船尾側に来ることになり、その結果各コーナーが揃うことになった。
前甲板の後部と船尾楼デッキの前部につける手すりも配布された。 これらについては、まだ取りつけずに、これらの部品に対応する残りの手すりが配布されるまで待つことにする。 |
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今週のポイント
手すりについては、注意深く考察せよ。 作業に取りかかる前、そのエリアの手すりが完全に揃うまで待つ方がよい場合がよくある。
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定を完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 67 - 手すりの固定→完了 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 83 - 手すり 71, 72, 85 →手すり 67, 68 は完了 84 - 前甲板、船尾楼デッキ、ドッキングブリッジの手すり 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
まだまだ手すり |
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そして作業は・・・
私は船首格子を取り去って、残りのエッチング部品に白をスプレーした。 船首格子をほんの少量の点状の瞬間接着剤(本当に少量ですぞ)で廃材の端に糊付けし、黒をスプレーした。 まず灰色のプライマーを吹き付けるのをお忘れなく。 |
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私は、これを保持するのに、マッチ棒の一端に少量のブルータックを付けた。
この方法で、瞬間接着剤をつけ、目的の場所に納めるのが楽になる。
数秒保持した後、丁寧にマッチ棒を引き抜く。
デッキ周りの繰り形の内側は塗装していないことに注意。
これは、手すりを接着するために良い表面を提供しているのである。
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エンジン収納部の前部の手すりを示す。
説明書によれば、収納部の前部は全面を手すりで埋めるようにということである。
私は、これはアホなやり方と思う。
Harland & Wolf 社は決して、このようなやり方で手すりを設置するというような時間と材料の浪費をしたはずがないと確信する。
そこで私は、下の写真に示すように手すりを切断し、左の写真のように接着した。
このやり方が正しいかどうか、私が全く調査していないことに留意されたい。
しかし、これでかなり改善されたように私には見える。
また、もう一つの手すりをデッキに固定したのもご覧になれよう。
はしごとの相対的位置に注目されたい。
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手すり切断に関する注意点は第 86 週を参照。
ここで、部品 76 と 78 が配布されたので、第 83 週でやり残した長い手すりを完成することができる。 |
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ここに取り付けるような長い手すりについては、まず、その長さを合わせてみて、そこに印をつければ、作業が遙かに容易になる。
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手すりをもち、目的の場所に置き、鉛筆で印を付ける。
次に、写真で示すように端を切り落とす。
手すり切断に関する注意点は第 86 週を参照のこと。
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最後に、目的の場所に瞬間接着剤で固定する。
写真では、手すりの一番船尾側(右側)の縦棒間隔が他に比べ狭くなっているのにお気づきであろう。
しかし、それがそうであるといわれない限り、決して気づかなかった程度のものであると私は思う。
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このデッキハウス上の手すりはすべて簡単である。
曲線の手すりは、鉛筆の丸い端を転がして曲げたものである。
手すりがちょっとだけ長すぎる場所は 2~3 カ所であった。
おそらく 0.5mm 以下であったろう。
これが内向きの角で起こったならば、直すのは簡単である。
角に紙ヤスリがけしてへこませるか、手すりの端の底部をヤスリで削ればよい。
こうすれば、縦棒がもう少し奥に入り、デッキの上部で揃う。
ここでの僅かなエラーは、表側に露出している手すりに比べて遙かに目立たないものである。
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ここに示す短い手すりは、雑誌上では隔壁に対して接着するように示されている(写真 13~14)。
わたしはこれが気に入らなかったので、この部品を 1 つとしてでなく、 2 分割して切り出し、隔壁の角に対して接着した。
写真では、まるで私が手すりを垂直に立てなかったように見える。
非常に僅かであるが傾いているのは事実であるが、写真は、実物より大きく、撮影角度もついているため、実際より悪く見えている。
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この写真は、切断前後の手すりである。
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今週のポイント
この時点での模型には気を付けること。 手すりは非常に曲がりやすい。 幸いにも、少々の曲がりを真っ直ぐにするのは易しい。
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定を完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 83 - 手すり 71, 72, 85 →手すり 71, 72 は完了 84 - 前甲板、船尾楼デッキ、ドッキングブリッジの手すり 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
さらに手すり |
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そして作業は・・・
前と同様、白をスプレーする。 私は、この部分の手すりを最初に行った。 ここの半端な角度のついた部分を合わせるのはかなりコツがいる。 うまく合わせるためには、大変な時間を費やすことになる。 |
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この曲線部分にはコツがいる。
このような曲線を得るには、何回もの試みが必要であった。
最初の曲線は合わせ釘の上に転がすようにして付けた。
木製の匙の持ち手でもうまくいく。
曲面が近づいたら、直線の側面に合うような曲げを入れ、どんな角度に曲げたらぴったり合うか、多くの時間を費やした。
写真で見るように、この模型には長すぎる。
ご心配なく。修正する方法をお見せしよう。
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まず、部品の端を合わせる。
これは、後の作業のために、真っ直ぐで垂直に立つ端を手に入れるのである。
これでずっと楽になる。
ここで、長い部品をその場に置き、尖った鉛筆で端に慎重に印を付ける。 単に端を切り落とし、その場に接着する。 端を切断するには、堅い面、たとえば古い板張りの作業台、ガラス板、など、堅く平らなら何でも良いが、その上に置く。 このような台は、エッチング部品を切り出すにはどっちみち必要となるものである。 さて、鋭く頑丈な模型用ナイフで端を切り落とす。 細い手すりは容易に切れるが、底部の太い部分はなかなか切れにくいことが分かった。 そこで、鋭いはさみに切り替えてみた。 はさみは、鋭くて、良質のものである必要がある。 さもないと、金属が曲がってしまう。 洋裁用、台所用など。まず廃材を使って練習してみること。 真鍮は堅いカードよりずっと切りにくいわけではないが、もし誰かさんのとっておきの洋裁バサミを借りているなら、彼女が見ていないのを確かめておくこと! |
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部品を目的の場所に接着したら、結果はこのようになるはずである。
あと必要なのは、白の塗料でちょっと修正するだけである。
この部品は、第 83 週に隔壁の上部に接着すべきであったものであることにお気づきであろう。
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このデッキハウスの上部も完成をみた。
すべて簡明だったが、すべての部品を正しい位置に持っていくのにはかなり長い時間を要したようである。
白い塗料で修正が必要な部分がご覧になれると思う。
写真では、手すりの端が少々歪んでいるように見える。
これは、影による錯覚であり、本当は真っ直ぐである。
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今週のポイント
真鍮のエッチング部品を切り離すとき、堅く平らなシートを使うこと。さもないと曲がる。
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定を完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 83 - 手すり 85 は完了 84 - 前甲板、船尾楼デッキ、ドッキングブリッジの手すり 86 - 1 度塗装したデッキに付けるべき小さなパネル 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
さらに手すり |
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そして作業は・・・
いつも通り、まずエッチング部品の塗装。 船尾の手すりをまず行う。私はまた、83 週の手すり 18, 19, 20 (船尾楼デッキの全面に沿ったもの)も合わせてみた。 長い手すりは、ちょっと曲げてやる必要があった。私はこれを、鉛筆の上を転がすことで行った。 係船柱などで自然に位置決めされるので、それほど精密に行う必要はない。 まず置いてみて、長さをチェックしよう。 私の場合、合わせるためには最初のセクションを半分切り落とす必要があった。 船首楼の前面を横切る手すりの 2 つの外側部分を行い、次に 2 つの長い曲線手すりを合わせた。 最後に、前面手すりの中央部を合わせ、階段のための間隙が均等になるようにした。 この作業は、驚くほど簡単だった。言うべきことは一つである。 私が係船柱を接着したとき、スペーサーとして真鍮製エッチング部品の切れ端を使った。 私がここで固定しようとする手すりは片面を塗装してあるので(接着する面は掻き落としてある)、固定するにはかなりきつかった。 今から考えると、スペーサーとして、塗装した切れ端を使っていれば、もうちょっと楽であったろうに。 |
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これは、ドッキングブリッジ保持部の写真である。
瞬間接着剤での固定は非常に易しい。
うまく合わせるために、上部を僅かにヤスリかけする必要があっただけである。
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エンジン収納部の上部にある残りの手すりも、同様に簡単なものであり、同様におこなった。
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今週のポイント
エッチング部品をわくから切り出すとき、普通は部品上に小さな「出っ張り」が残る。 これは細いヤスリで除くことができるが、部品の長軸に沿って優しくヤスリがけすること。
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定を完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 84 - 前甲板、船尾楼デッキ、ドッキングブリッジの手すり→船尾楼デッキは完了 86 - 1 度塗装した、デッキに付けるべき小さなパネル 87 - 前甲板デッキの手すり 11 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
さらに手すり |
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そして作業は・・・
エッチング部品は前もって白に塗装。実際は、殆どのエッチング部品について、時間節約のためにまとめて塗装した。 船首の手すりは少々長すぎた。 超過の長さは 1mm 以下であり、端を切り取ることは困難だったため、前面の端で底部の角にヤスリがけした。 こうすることで、手すりを前方の船首の黒い鋳物に向かって少々スライドすることができ、船尾側の端がぴったりその場に収まった。 この部品の場合は、底部外側の縁の塗装を剥がし、その場に接着した。 わたしは、この部品に僅かな曲がりを与えたが、船体の曲がりはかなり浅く、実際上は必要のないものであった。 |
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この写真では、以前の号でやらずにとっておいた、前甲板デッキの船尾側の縁に沿った手すりと、それに沿った 2 つの手すりを固定した様子を示す。
今になって考えると、階段のためにつける繰り形の切れ込みは、以前に行うより、この時点で行うべきであった。
そうすれば、完全な一致が可能であったろうに。ここで見るように、僅かであるがずれている。
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救命ボートデッキの後部を横切る手すりは驚くほど容易であった。
真ん中に置き、最初の 2 つの曲がり位置をマークする。
この部分を前方に曲げ、正しい位置にあるかどうかチェックする。
次に外側に曲げ、手すりが少しだけ船外に突き出すようにする。
もしこれを前方に曲げると、手すりはそこにある側壁から真鍮の厚みだけ出っ張ることになる。
個人的な趣味だが、これは余り見栄えが良くないと思われ、実際修正はかなり楽なものである。
単に、側壁を真鍮の厚みだけ引っ込めれば良いだけである。手すりがどれだけ出っ張るかを測り、この値を側壁に適用すればよい。
後で微調整ができるので、1mm 単位まで測れれば上々である。
そこで非常に鋭いナイフをとり、わたしはメスを使っているが、下の写真のように、約0.5mm を削ぎ取る。
ここで、手すりを前方に曲げ、側壁の凹みに対して最後の調整を行う。
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このあと、部品をその場に接着するのは単純作業である。
真ん中のものを最初に接着し、ピンを使って瞬間接着剤を接合部に流し込み、固まるまでその場に保持する。
手すり 117 の位置決めについては何の問題もない。
次の仕事は階段である。知ってのとおり、私はアマティのプラスチック部品ではなく自作のエッチング部品を使っている。 まず私はエッチング部品を枠ごと白で塗装した。次に、階段を切り出し、曲げて形を作った。 階段のてっぺんの薄い部分も折り曲げる必要がある。 曲げるべき線上を、小さくて尖った、ギザギザのないヤットコではさみ、金属製のナイフの柄などのようなものを押しつけて折り曲げる。 この操作をしやすいように、この部分は他の半分の厚さになるようにエッチングしておいた。 次に側板を折り込み、踏み段を適当な角度に押し曲げる。 |
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完成するとこの写真のようになるはずである。塗装が浮き上がっているのが見える。
これは、実物の階段を見ても分からない程度である。写真は実際の大きさの 3 倍もあるのだ。
写真で右側に見える部分は、階段に被さるように曲げたところである。 これは上部デッキにはまることによって階段が極めて強固に固定される。 |
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さて、その階段を取りつけるべき場所に置き、その上端と下端に瞬間接着剤をほんの小さな 1 滴付けて固定する。
正確さを期すならば、踏み段はデッキに合わせた木の色に塗装する必要があろう。
踏み段の下側と側板の内側は未塗装であることに注意されたい。
これは殆ど見るのは不可能である。まだ長いはしごの仕事が残っている。これが完了したら、また 2~3 の写真を付け加えたい。
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以下の写真は、他のはしごを取りつけた様子である。
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今週のポイント
模型制作は非常に個人的な趣味である。 どれだけの時間を費やすか、どれだけの金を払うか、細部にどれだけこだわるか、等は、すべて自分自身で決めることである。 もし自分の模型に満足していれば、それで十分である。 私は自分の模型に満足しているが、それは完全なものであることを意味しない。 それほど長い道のりではなかったのに、いくつもの間違いがあり、また、こうすればもっと良かったのに、と思う箇所がかなり多くある。 しかし、どこがそうであるかということは、誰にも言わないつもりだ。(~.^)
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定を完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 73 - 組み立てるべきクレーン→完了 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 84 - 前甲板、ドッキングブリッジの手すり→前甲板デッキは完了 86 - 一度塗装した、デッキに付けるべき小さなパネル 87 - 前甲板デッキの手すり 11 →前甲板デッキは完了 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
真鍮製針金と艤装用糸 |
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そして作業は・・・
クレーン鈎とワイヤの作業を最初に。私はこの部品についてアマティ社のやり方が気に入らなかった。 ワイヤと鈎は同じ針金から作られたものであり、見るからにあほくさい。ワイヤは鈎より遙かに細くあるべきだ。 以下に、私がどうやったかを示そう。 鈎。わたしは、写真に示す部品を 15 アンペアのヒューズ線を曲げて作った。 これは、配布された真鍮の針金とほぼ同じ太さだが、遙かに柔く、作業が楽である。 まず、私は木の切れ端に小さな釘を 2 本打ち込んだ。この釘は、船体の外板張りの時の残りであり、頭を切断した。 2 本はちょうど針金が入るぐらいの幅に並べて刺した。次に長いままのヒューズ線をとり、釘の間に入れ、S 型に曲げた。 |
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写真の右側をご覧頂きたい。次に、その針金を堅い面の上に置き、S 字の一方を切断して鈎の形を作った。
写真の左側をご覧頂きたい。これはちょっとひねって形を整えてある。
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次に私は、鈎の柄から余分な部分を切り落とし、5 アンペアのヒューズ線を柄の端のまわりに結びつけた。
鈎を強く固定するほどではなかったが、注意深く扱えばその位置からずれないほどの強さであった。
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次の作業は、針金を上方に曲げ、濃い(ジェル状)瞬間接着剤を一滴付けることである。
私は、一本の針金は上に伸ばして、クレーン腕上部にある滑車の裏に差し込み、もう一本は腕の最上部を通して、クレーンの「頭」の部分に戻してこようと計画している。
この瞬間接着剤の固まりは、滑車の付いている鈎の太くなった端を表現している。
この写真は、鈎の端が先端に向かって尖っているように針金を切断した様子を示している。 私は、これを 10 個以上作り、その中でできの良い奴を選び出した。みなそれぞれ少しずつ違っていた。 |
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次のステップは鈎を黒く塗装することである。自慢ではないが、かなりできには満足している。
幾つか余分に作って最高のできのものを選び出すのがよい。
いくつかはできが良く、そのほかはそうでもない。
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さて、鈎とワイヤをクレーンに固定する方法である。
2 つ問題があった。いかに固定するか、そしていかにしてすべて同じ長さにするか、である。
この 2 つは、1 つの作業で同時に解決されることになった。
すべてを同じ長さとするには、何らかの冶具が必要なのは明らかである。
私は、合板に 2 本の針を刺して治具を作ることに決めた。
鈎を一方に引っかけ、ワイヤをもう一方に巻き付けるようにして曲げる。
一方を曲げ、短く切断する。これは、内部に入るべきワイヤであり、クレーン腕の滑車の上を通ることになる。
もう一方のワイヤは、針に巻き付けるようにして曲げたら長いままにしておく。これは、クレーン本体につながるワイヤを形成する。
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この写真は、第 1 のワイヤを付けたところである。瞬間接着剤で固定しよう。
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この写真は、完成したクレーンである。
ワイヤはクレーン腕の端で曲げ、適当な位置で接着(瞬間接着剤)したのち曲げて、クレーン本体である鋳物部分にある溝に収まるようにした。
クレーン台座はみな少しずつ違った形をしており(というか、完全な円形ではなく)また、私はクレーンと台座にスプレー塗装してしまっているので、簡単には接着できない。 塗装を剥がし、模型用ドリル(ハンドルーター)を用いて台座部分の窪みを少々広げて修正した。 クレーンは個別に合わせた。上の写真で、クレーンの底に No.5 と書いてあるのが見えると思うが、これはそれぞれの位置を区別するために付けたものである。 |
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クレーンをエポキシ系接着剤で適当な位置に固定した。
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今週のポイント
今回のクレーン鈎のようなものは、非常に時間を食う作業である。 アマティ社の配布した部品をそのまま使うのか、私がやったような改良を加えるのか、それとも、もっと時間を使って、私がやったよりもっと優れた仕事をするのか、その選択は、全く貴方次第である。
まだ完成していない週のリスト
56 - trunking の固定 61 - 手すり固定後に行うべき 2 つのベンチの固定を完了 63 - 救命ボートについては何もやっていない 69 - 固定すべきウインチがまだ 2~3 個残っている 72 - 台座に固定すべき救命ボート吊り具腕がまだある 75 - 見張り塔と錨の固定 77 - 誘導灯の固定 80 - 固定すべき換気口 4 本 81 - 固定すべき換気口 3 本 82 - クレーンに固定すべきクレーンプラットフォーム 84 - 前甲板、ドッキングブリッジの手すり→前甲板デッキは完了 86 - 1 度塗装した、デッキに付けるべき小さなパネル 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
スクリュー |
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そして作業は・・・
最初にしたことは、バリをすべて除くことである。細いヤスリのセットを使った僅かな作業だ。 中央スクリューの刃の厚さが、私は気に入らなかった。 あまりに厚すぎて、粗悪に見える。私は細いヤスリを使って刃の形を整え、縁を薄くした。 写真では右上の一枚が作業を終えたもので、その他は未処理である。 その差を写真で示すのはとても難しい。また、この形が歴史的に見て正しいかどうか分からない、ということも付け加える必要があろう。 しかし、見た目はよくなったし、私にとってはそちらの方が重要なのだ。 大きい方の 2 つのスクリューについても、同じ処理をするつもりだ。 スクリューは後で塗装して取りつけることになる。工作中にぶつけてとれたりすることのないように、最後に取りつける部品の一つである。 芯の部分は鋼鉄色、刃の部分は青銅色である。 階段の手すりも同様に後で取りつける(私は現在、面倒な仕事をやる気分では全くないのだ!!) |
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これは、船首デッキの手すり・・・
さて、いまや手すりの取付が完了した。この作業を表現するに最も適したことばは「狡猾なならず者」といったところか。 まぁ、実際は、もっと良い表現も幾つか思いついたのだが、ここでは使わないことにしよう。 とにかく、どうやって取りつけたかの話だ。手すりは、枠に付けたまま前もって塗装しておいたので、塗装済であった。 やることと言えば、単に切り出して、端に瞬間接着剤を 1 滴垂らし、目的の場所に押しつけるだけだ。 正しい場所に押しつける、というところがくせ者だ。 手すりは、手を放すと、自立してその場に止まっているわけではなく、瞬間接着剤で接着させる面は広いものではない。 私は、瞬間接着剤に粘性が出るまでピンセットで保持しておいたのち、接着作業に移り(そこに止まってくれ、と願いながらだが、しばしば裏切られた)、目的の場所に押しつけた。 そして、強度を少しでも上げるために、瞬間接着剤をもう 1 滴加えた。 クレーンはこの作業にじゃまになることが分かった。 後になって考えれば、これらの手すりを取りつけるまでクレーンを取りつけずにおいたほうがよかった。 結局、この僅かな作業に一晩かかった。 |
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・・・そして船尾楼デッキ。
ただ一つ残っているのがドッキングブリッジの手すりである。 これは、ドッキングブリッジ上の詳細部品を取りつけ終わるまで残しておくことにする。 |
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今週のポイント
特になし。 今週の製作時間は?
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