今週のパーツ
さらにフレームと、舵板用の柱が加わりました。 |
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そして作業は・・・
今週はとっても簡単です。キールにフレームを接着します。フレームはしっかりと垂直になるよう気をつけてください。 また、接着剤がたれてパーツごと製作台にくっついてしまわないよう、下に紙を敷いておきましょう。 |
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今週のポイント
第 12 週のパーツが届くまでの間に、私は以下のような製作台を作りました。 デッキ、外板を貼り付けるまでの間、キールを真っ直ぐに保たせるための固定台です。 上の製作台はとても単純な作りです。ブロック状の材木を平らな板にネジで固定しただけです。 全て廃材で作りました。費用も全然かかってません。 まず平らな板に真っ直ぐな線をひきます。そしてフレームとフレームの間に入りキールを固定する材木を、ブロック状に切ります。 1組ずつブロックをネジ止めします。その際必ず真っ直ぐに固定されるよう注意してください。 キールを真っ直ぐに保つためのものなのですから、ブロックが曲がって取り付けられていては困ります。 また、間隔も製作中のタイタニックの骨組みが適切に収まるよう注意してください。 まぁ、片側のブロックをネジ止めしたら、そこにキールをあてがい、そしてもう一方のブロックをキールにおしつけながらネジ止めすれば良いでしょう。 こうすれば、キールをきっちりと固定するための正しい寸法で製作台が完成するわけです。 上の写真は製作台に製作中のモデルを固定したところです。
来週は?
この次週のパーツを紹介するコーナーはやめることにしました。あんまり意味がないようですので。 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
最後のフレーム、舵、そして船尾を形作るパーツが加わりました。 |
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そして作業は・・・
最後の 3 つのフレームを接着します。しっかりと垂直になっていることを確認してください。 それらは短いフレームですが、左右両側に均等に真っ直ぐ取り付けることは難しくありません。 この 3 つのフレームがちゃんと垂直に取り付けられていないと船尾部分のデッキがねじれてしまう結果となりますので注意してください。 自分の目でよく確認することです。 また、曲線を描く 6 つのパーツは、それぞれ最後の 3 つのフレーム内に挟まれ、船尾の曲線を作ります。 接着剤は適量を薄く塗りつけ、乾くまでクランプでとめておくと良いでしょう。 必ずそれが乾いてから次のパーツを取り付ける、とすることで、上手く仕上がります。 両手でしっかりとパーツを支えることです。 分割されていたキールはこれで完成です。貴方は一つ目の重要なステップをクリアしました。自分で自分を褒めてあげましょう。 (二つ目はデッキの完成です。) 次の作業は、船尾を形作る部分とフレームの整形です。この作業をすることにより、外板をより滑らかに、平らに取り付けることが出来ますから。 ただ、この作業は接着剤を一晩しっかりと乾かしてからにしましょう。 また、貴方がデッキ材をすでに取り付けているなら、より注意深くこの作業を行ってください。 これらの作業については、来週ご紹介しましょう。 説明書では未だ触れられていませんけどね。 |
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今週のポイント
今週は Duane Ellis さんからお便りを頂きました。
木のパーツに接着剤を塗るときは、子供用の安い絵筆を使うといいですよ。簡単に均一に塗れますし、そうするとくっつきも良いですからね。
サンキュー Duane。
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
2 枚のデッキ材+αと紙パーツが加わりました。 |
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そして作業は・・・
まずは第 6 週に受け取ったデッキの取り付けを行いました。 左の写真を見てわかるように、ピンとテープで固定させています。 ピンはフレームの方に刺してから、デッキを押さえつけるように曲げてあり、ピンはデッキそのものには決して刺していないことに注意。 その理由は、デッキの木質が堅いこともあるが、最大の理由は、ピンを刺すとデッキが割れる危険があるからである。 また、 固定用のテープとして、マスキングテープが有効です。デッキ材が剥がれたり汚れたりせずに固定が出来ます。 |
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左の写真は船首デッキといくつかの紙パーツ(レイアウト用カード)を取り付けたところです。
まだ紙製の壁パーツは取り付けていません。
また、船首デッキの真下につく壁材に問題を発見しました。レイアウト用カードパーツ S1 と S2 のサイズが少し大きく、 それに沿わせて取り付けた壁材が船首デッキの下から少しはみ出してしまうのです。 1 ミリ以下の誤差だと思いますが、船首デッキとの兼ね合いを、少し調整する必要があるでしょう。以下に写真を示します。 |
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写真では、ズレを実際より強調するために、デッキを前方に少々ずらしてあることをお断りしておきます。
色々と検討しました。壁材を外し、修正してから元に戻すことも考えましたが、それでは恐らくデッキ材を破損してしまうでしょう。 そこで、私はこのままの状態でカミソリを使って壁材の表面を薄く切り取ることにしました。 多分、これが最も容易で適した方法だと思われます。以下に写真を示します。 |
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写真で下側(手前側)になっている壁材が修正済みです。
修正後はヤスリ掛けして表面を滑らかにしてください。また、その際デッキ材を破損しないよう、マスキングテープで保護してください。 |
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左の写真は今週配布されたパーツです。
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こちらのカードパーツには問題はありませんでした。
また、デッキの長さがフレームの間隔よりも少々短いことに気づくと思います。これは、デッキをそこに差し込むために必要な「遊び」であって、気にする必要はありません。 できた隙間を前方によせれば、この部分はカード部品で覆われ、実際上は見えなくなります。 左の写真を参照してください。 もう一点。デッキ材の幅がフレームよりもやや広めのようです。これは後ほどヤスリ掛けすれば OK でしょう。 |
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今週のポイント
今週のポイントとして、外板がうまくフィットするようにフレームの縁をいかに紙ヤスリがけするかに焦点をあてよう。 何をするべきかを多少とも理解するには、薄い板きれを船首や船尾のフレームに当ててみればよい。 板きれがフレームの角に僅かに触れるだけであるのが分かるだろう。図の「悪い例」を参照。 これでは正しい船体の形を作ることができないし、フレームと外板の間にもっと確実な接着部がほしくなるだろう。 必要なことは、フレームの前方または後方の縁に紙ヤスリをかけ、外板がうまく平らに載るようにすることである。 言いたいことは下の図を見ればおわかりと思う。 とにかく粗い紙ヤスリと当て木を使って、ひたすら削ることである。 作業中、薄く曲がりやすい木片を当ててみてチェックすること。 私の経験では、第一フレームにはかなりの仕事量が必要で、船尾のフレームにも多くの注意が必要であった。 船首や船尾から遠ざかるに従ってフレームを削る必要性が低下していく。 中央付近では船の側面が平らなので、その部分のフレームには作業の必要がない。 写真でおわかりのように作業後の船首は尖っている。外板の厚さは 1mm なので、船首の先端は合計 2mm の厚さの板片で覆われることになる。 従って、船首のキール先端に少しでも厚みを残してしまうと外板用の木片で先端を覆うことができなくなってしまう。 下の写真は作業後のわたしの模型の具合を示したものである。 ちょっとピンぼけなのをお許し願いたい。 一番右の写真は船尾部分を示したものであるが、これは先週や今週の作業マニュアルでははっきりしなかった部分である。 この作業には 2 晩(約 4 時間)かかった。時間はかなりかかるが難しいものではない。 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
デッキがもう一枚、隔壁とカード |
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そして作業は・・・
船首部分のボール紙製隔壁が 2 枚。問題なくサイズも正しい。 |
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船尾部分のデッキが 2 枚と、付属するカード部品。
ここでもカード部品のサイズは正しい。デッキはピンではなくテープで固定した。
しかし、こうするとデッキの中央部分が少し持ち上がってしまうことに気づいた。
そこで、デッキ中央に何か重しをのせてやることでこれを解決した。砂糖の袋が最適である。
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今週のポイント
カード部品について
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
デッキがもう1枚、隔壁、カード部品 |
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そして作業は・・・
今週の部品で作業を開始する前、フレーム上部がまっすぐであるかどうかチェックしてみた。 なんと、まっすぐではなかった!フレーム 17 と 18 が少々低い。18 番を正しい高さにするには、カード片でよく、 17 番には、デッキ部品の余りの木片がほぼ適していた。 |
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いくつか質問が寄せられていて、デッキ部分をどうしたらよいのか説明書でははっきりしないということであった。
説明書が意図するところは、デッキは前方から後方に向かって幅が変化し、半分から後ろは等幅にすべきであるということだと思う。
左のスケッチをご覧頂きたい。赤い部分が削り取るべきところである。
このスケッチは、説明のため誇張している。私が削り取ったのは、両サイドそれぞれ 1.5mm にすぎない。
これではデッキのサイズはまだ少し大きすぎるが、あとで紙ヤスリを掛けて正しいサイズに合わせることができる。
また、デッキ部品は少し長すぎることが分かった。必要な長さは、フレーム 18 番を半分だけ覆う程度である。
切断する場合、端にかぶせるようにしてマスキングテープを貼るとよい。
これで、デッキ板が割れるのを防げる。
また、デッキ板の後部の中心に鉛筆で小さなマークを付けておくと、キールの中央に合わせるときに便利である。
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左の写真に、デッキを取り付けた様子をしめす。木の隔壁については、まだどれも接着していない。
フレッドのエッチングパーツの具合が分かるまで待つつもりだ。
残りの部品は後部キャビンを作るためのものである。 木製部品には問題はないが、カード部品は少し長すぎるようで、うまく合わなかった。 私はカードをそれぞれの壁 1 枚ずつに切り離し、ひとつひとつのり付けしていった。 ちょっと面倒だが、結局はうまくいった。 |
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他のこととしては、一部のデッキにニスがけしたのにお気づきと思う。
使ったのはサテン調アクリルニス(速乾性水性)である。
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今週のポイント
ジョン・キングは、とてもためになるポイントを一杯送ってくれた。 下にまとめて示す。学校時代の老教師がいつも言っていたのを思い出す:「読んで、学べ」
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
最後の 2 枚のデッキ |
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そして作業は・・・
中央デッキには問題なし。船尾側の中央の鉛筆のマークは、まっすぐになっていることを確認するために付けた。 残念ながら船尾側のデッキはうまくいっているとは言い難い。少々短かった。2 つ選択肢があった。 前方に少しだけ移動させる手は A デッキと B デッキの端がちょうど真上で合うはずであるため、私は気に入らなかった。 もう一つの手は、デッキを船尾側にずらし、できた隙間を埋めるというものである。 この部分は A デッキのキャビンでとてもうまく隠れるので、私はこちらを採用することにした。 とうとう船体がデッキで完全に覆われた。 再び自分自身をほめてやり、外板張りに備えよう。 |
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今週のポイント
充填材を全く正しい色にするには同じ木材をヤスリがけした時の屑を集め、接着剤に混ぜる。 乾燥後縮みがちなので 2 回分を用意すること。 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
船体の左舷 上に見える木片は単なるスペーサーであって、実際の空隙はレーザーカットされた合板でふさぐことになる。 従って、これを接着してはいけない。もし接着するなら、点状にしてすぐ剥げるようにしておく。 |
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そして作業は・・・
合板を付けるのは非常に易しいが、正しい位置に固定するときはピンを使うこと。 ピンは 19 号についてくる。写真で分かるように、私は四隅を固定するのにテープを使っている。 うまく落ち着かせるには多少の努力を要する。 |
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今週のポイント
今週は船体の片側の合板が届き、次週は船底、そしてもう一方の船側とつづく。 これらすべてを同時にできるよう両側の合板が揃うまで作業を待とうと思う。 船体の片側を覆ったまま放置すれば、いかなる時間といえども船体が歪む可能性がある。 空中の湿度変化、気温その他要因で合板は多少とも縮んだり伸びたりする。 一方だけが覆われていれば船体が曲がってしまう。 両側が覆われていればその力は等しく、船体はまっすぐのままであろう。 今週の製作時間は?
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