今週のパーツ
さらに外板 今週は短い外板だが、質は前より良いようだ。 |
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そして作業は・・・
外板張りは説明書通りにせっせと行う。 写真は船尾の両側であるが、各側での隙間がちょっと違っているのが見て取れる。 これは、外板を張るときにそれが曲がるがままにさせ、決して無理な力を加えなかったためである。 1 つの大きな隙間を埋めるのも、2 つの小さな隙間を埋めるのも、同程度にたやすい。 船尾部分を最初に周回する外板は、蒸気処理する必要があった。 これは、やかん(自動湯沸かし器でないものを使わないと、勝手にスイッチが切れ、湯気が出ない)を使えば簡単だが、指には気を付けること。 外板を湯気で湿らせ、優しく曲げて船尾の曲線に合うようにする。 その場にテープ止めし、完全に乾いてから接着する。 模型が歪まないよう、両側を均等に外板張りすること。 私は、1 枚の外板を接着したら、完全に乾いてから次の作業に移り、また余剰の接着剤をふき取るようにしている。 舵の保持部は、外板がそれを覆い始める直前に取り付けた。 この部分は、かなり壊れやすそうなので、できるだけ最後の方に行ったのである。 |
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2 枚目の写真では、充填材がみえる。
これは、車体用の充填材であり、別の用途に使った残りである。
この点に関しては、ご寛恕願いたい。私は相変わらず最良の材料は何かと考え続けているところである。
車体用充填材は、第 2 層の外板を接着できさえすれば、理想的に思える。
推薦する前に一度試しておきたいものだ。
もし誰か、もっといいアイデアがあれば教えて頂きたい。
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今週のポイント
ゴードン・デービーからのお便り。
キャビンの壁をデッキに接着するとき、接着剤はボール紙の端に沿って付けなければならないが、
これでは接触面が余りとれず、強い接着力が期待できない。
接着剤の量を増やすとカード面を汚しやすい。
簡単な解決法は廃材の小さな切れ端を使い、ボール紙が接着できる面を与えてやることだ。 私は船体のフレームを切り取った後に残る細い木片を使っている。 大きな木片は必要なく、ほんのマッチ棒の半分ほどのもので十分である(ここで気づいたが、マッチ棒が最適じゃないか!)。 これを、壁がくるべき位置のすぐ裏側にのり付けして乾かす。その後、壁を正しい位置に固定し保持用の木片に接着すれば、しっかりした接合が得られる。
ありがとうゴードン。すばらしいアイデアだ。
もう一つの秘訣。船体に外板を張るとき、デッキの端はぶつけたりすると壊れやすい。 製作写真でもわかるように、マスキングテープを貼れば保護できる。 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
さらに外板 毎週の外板の写真に同じものを使ってるぞ!と指摘しても景品はありませんよ。 |
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そして作業は・・・
今週も基本的には説明書に従った。 細い三角の木片で隙間を埋めた部分が 2~3 カ所見えると思うが、外板の中にはその中央を少々狭くすべきものがいくつかあった。 それはキールが垂直である部分から平らな船底へ変化する部分に張るものであった。 この部分は難しいように見えるが実際はそれほどでもない。 一度に一枚だけ、これがコツである。 船体にはほんの少しの充填材を使ってある。前にも書いたが他に使った残りの、例の奴である。 私は車体充填材を使っているが、良いもので、使いやすく、ヤスリがけもできる。 しかし、もしあなたがこれを使おうとするなら白色接着剤(木工用ボンド)はうまく着かないため、第二層の外板を張るときにこの種の接着剤を使えなくなることに注意されたい。 瞬間接着剤ならば大丈夫の筈である。 |
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この写真は船尾手すり部である。
今週号をご覧になれば船尾部分の(別角度からの)写真が載っているので、最終目標がおわかりになると思う。
船尾手すり部は、実際、短い外板の方向に対して平面をなしているので、紙ヤスリがけするときはこのことを心にとめておく必要がある。
外板張りを始める前から平らに磨いておくのは易しいが、後からでは非常に難しくなる。
私は分かっていたはずなのに!!!
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この写真では船尾部分を充填してヤスリがけしたのを示す。
使いやすく仕上がりもきれいなので私は車体充填材を使い続けている。
David の P38 が私の使っている製品である。
これは Halfords(ホームセンターか?)などいろんなところで入手できる。これが気に入らず木製品パテの方が良いという人もいる。
物事の主観には違いがあるものだ。どちらを使うか決めかねている人は、まず狭い部分に使ってみてほしい。
もし気に入らなければ別のものを試す。種々の充填材それぞれについての善し悪しの質問はメールで送ってほしい。
できるだけ答えたいと思う。一つ注意点がある。充填材の上に塗る接着剤は、これに着くものであることを確認する必要があるということである。
たとえば木材用糊は車体充填材上に部品をつける役には立たない。瞬間接着剤ならば大丈夫。
これについても、質問があればできるだけ答えたいと思っている。
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今週のポイント
外板張りの作業は挫けそうになるが、それほど難しいものではない。 一度に 1 枚の外板を扱い、できるだけ平らにしてやること。 しかし、完全に平らでないからと言って心配は無用である。 模型の外板張りを完璧にできるのは展示用模型製作者だけである。 船体はいずれ塗装されるから、充填材をいくら使おうが構わないのだ。 どうせ釘穴を埋めなければならないのだから。
来週は?
ここに説明文 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
さらに外板 |
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そして作業は・・・
今週は快適で楽な外板張りである。 デッキ付近の外板の一組は、うまく嵌めるためには幅を少し変化させる必要があった。 その他は単純作業である。 |
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今週のポイント
ピンの取り扱いには細心の注意が必要。曲がりやすい。 これはアンソニー・デュカンからのメッセージ。
Use a Wood Bender and pair of forceps for those pins.
I recently found a large quantity of Model Railway track tacks all black just the job.
(訳者注:すみません、意味不明です。)
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
最後の外板と、第 2 層外板位置決め用テンプレート |
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そして作業は・・・
船首の外板張りは完了し、充填材処理した後やすりがけした。 矢印で示した合板の角に注目されたい。 この部分は、外板のうち紙ヤスリ処理で突き抜ける危険性の最も高い部分である。 合板が外板と接するところは、ある程度の角度がついている。 この角度をなくすことができるが、そのためには合板と外板の両者を削って薄くする必要がある。 この操作でどの程度薄くなるかは、合板の層の現れ方で分かる。 下の写真では、第 1 層と第 2 層を突き抜け、第 2 層と第 3 層の間にある樹脂が現れかけているのが分かると思う。 樹脂は暗赤茶色の層である。 ここまでが模型を弱くさせない限度といったところだろう。 これより先まで削ってしまうと船体は薄くなりすぎ、壊れやすくなるし、紙ヤスリがけによって穴をあけてしまう危険性が現実のものとなる。 |
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ここで大量の紙ヤスリがけが必要であるが、どんなヤスリを使うべきか。
いろいろな紙ヤスリが出回っている。
安い茶色の奴をご存じと思うが、これを使うべきか?
だめだめ!すぐに目詰まりしてしまうし、曲がりにくいし、模型製作には全く向いていない。
良質のアルマイト紙(訳者注:そんなものがあるのか?)を買うべきである。
これは薄い灰色か黄色をしている。
より高価だが長持ちし仕上がりも美しい。
私は、削り込むのに 120番、仕上げに 240番を使っている。
さて、船体の表面仕上げができたら第 2 層外板のテンプレートを取り付けることになる。 しかしこれを行う前、船体の表面が本当に仕上がっているかを見るための模型製作者の秘訣といったものをご披露しようと思う。 ブラシ洗浄液(訳者注:原文では "brush cleaner" となっているが具体的にどんな製品を指すのか不明)を浸した布で船体を拭き、埃をすべて除く。 そして船体全体にプライマー塗料をスプレーして薄い層をつくる。 こうすると船体がきれいな灰色に染まるが、小さな不完全部分がまるで荒れた親指の表面のように浮き出してくる。 そこで、その部分を紙ヤスリがけか充填材とヤスリがけの組み合わせで修正する。 最後にできるだけ細かい目の紙ヤスリで船体表面を磨く。 プライマー塗料をすべてはがし終われば完全な船体の完成である。 塗料が残っている場所は穴か窪みであって、充填する必要がある。 すでにデッキや隔壁を取り付けてあったら、これらに塗料がかかるのはおもしろくないので、船体にスプレーする前にデッキを完全に覆っておく必要がある。 |
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この写真は模型にスプレーし、ヤスリがけを始めたところである。
外板が少しでもへこんでいる場所では少し灰色がかっているのがおわかりと思う。
この作業でいくつかの釘穴を見落としていたことが分かり、また、ヤスリがけが足りなくてまだかなり粗い表面であった部分も明らかになった。
私は 240 番のウエット&ドライ(訳者注:どのようなヤスリかよくわからない。)を使った。
ドライの方をつかった。木は水を吸うので、ウエットを使うと模型を破損するおそれがある。
これはかなりの汚れ仕事で、時間もかかるし、勿論、完璧を目指さない限り不必要な作業である。
プライマー塗料を完全に落とそうとしないこと。
実際に行ってみると一部が木に吸収されるのは自然なことであり、板の木目が塗料を取り込んで灰色になる部分もあることが分かるだろう。
吸収された塗料、あるいは木目に取り込まれた塗料と、船体の不完全部分は、かなり明らかな違いがある。
しかし、ここで強調しておきたいのは、これは上級テクニックであり何をしたらよいか確信を持っているのでない限り挑戦すべきでないということである。 完全なマスキングも必須である。 |
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テンプレートの合わせ方
テンプレートの合わせかたにはちょっとコツがある(そして、こうすることによって、より簡単になるのだ!)。 マスキングテープの使用が最良の選択であることが分かった。 テープは十分に透明で、テープを通して下のマークを見ることができるし、動かすのも簡単である。 セロテープを試してみたが、接着力が強すぎて剥がす時、外板が持ち上がってしまった。 ううむ、充填材とともに剥げてしまい、またやり直しだ!!! テンプレートの位置決めに関しては、前後方向というのは余り重要でない。 前後に数ミリずれようがたいした問題ではない。 しかし、高さの方は重要なので、正しく合わせるためにかなり時間を割くべきだ。 完全に垂直であることも同じように重要である。 テンプレート 6 番には特に注意すべきことがある。 これは全く正確に位置決めしなくてはならない。 左のクローズアップ写真に示すように、デッキの端にぴったり合わせること。 多分、雑誌の説明にある測定値とは合わないかもしれない。 それについては心配する必要はない。 以後の数号で解決するので心にとめておくだけでよい。 |
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今週のポイント
衝撃→恐怖→落胆:序列が違う! 私の接着剤と充填材の選択に異議を唱える人が出てきた。 ジョン・キングは、以下のコメントを送ってきた。
私は、車体充填材は木材に適用して紙ヤスリがけで落とすには少々堅すぎて、より粗い紙ヤスリが必要となると思う。
私はいつも「木材充填パテ」(オーストラリアでは Wattyl という商品名)を使っているが、これは金物屋の塗料棚で見つけることができる。
小さなチューブに入っていて、チーク、ローズウッドなどのいくつかの色が選べる。
このパテの利点は、最も細かい紙ヤスリで簡単に仕上げられることである。
私は 150番(1,500番の間違いか?)を使って表面をなめらかにしている。
このパテは縮まないし、白色接着剤(木工用ボンド)との相性も良い。
白色接着剤(木工用ボンド)について言えば、家具のように継ぎ目を留め金で固定したような部分の接着には非常に適しているといえる。 すべての場合にこれがよいかというと、そうは言い切れない。 通常の模型愛好家たちの間には、異論も多い。 圧着タイプの糊についても、くっつけた部分のうち糊が足りないところが時を経てはがれてしまう場合がある。 私に敢えて言わせてもらえば、使用に耐える唯一の接着剤とは、模型飛行機部門をもつホビーショップで売られている「模型作成者用糊」である。 英国のような気温の低い国では、一瓶で船 1 体を作るのに十分であろう。 使用しないときは冷蔵庫にしまっておく必要がある。 「模型作成者用糊」とは、実際は supa-glue であるが、多孔性の木材に合わせて設計されている(訳者注:木材用アロンアルファのようなものか?)。 全く粘らずさらさらのものから、充填性のあるものまで幾つかの選択肢がある。 2 つの部品を接触させておいて、接着剤を接触部分に 1 滴垂らすだけでよい。 毛管現象によって、板がふれあっている所ならすべて流れていって接着する。 2 枚の並行した外板の場合、真ん中に 1 滴垂らしてやれば、接触部分を 15cm 以上は流れていく。 適当量を使えば、接着剤はほとんど即座に乾く。 接着剤は完全に平らに広がり、軽くヤスリがけすれば模型にニス塗りもできる。 この接着剤は非常に強力なので、ラジコンの模型飛行機に用いられている。 作業する手が接着されてしまうのを防ぐために、服飾家用のピンで外板の位置決めするのが簡単である。 このピンは、非常に細い地図ピン(?原文では "map pin" となっている。)のようなものである。 非常に細くて鋭いステンレスの針の頭にプラスチックの玉が付いている。 家庭用のピンより長く、曲がる前に折れてしまうことが多い。 50 本入り一箱で十分である。 模型に外板を二重張りするなら、最初の層は赤ん坊のおしりのようにすべすべにしておくことが必須である。 第 2 層は通常とても薄く、良好な基盤を要するからである。 木材用パテと模型作成者用糊は、この目的には完璧である。
ありがとうジョン。
違った観点を伺うのはいつでも歓迎だ。
第 16 週に戻って頂くと、ジョンが書いた優れた秘訣をもっと読むことができる。
白色木工用ボンドが強い接着力を発揮するためには、ぴったりと合っている必要があることには賛成だ。 しかし、ピンやテープを使えば、完璧な接着に必要なだけの保持力は達成できると思う。 うまくフィットしていない接合部であれば、これを木工用ボンドで埋めるのは良くない(うまくいかない)。 個人的には瞬間接着剤を木に使うのは余り好きではない。 全体がとても堅くなり、紙ヤスリが掛けづらくなる。 話はそれるが、私はかつてラジコン模型を飛ばしていたことがあるが、バルサ材と合板にはいつも木工用ボンドを使っていた。 瞬間接着剤はあまりに堅く接着してしまうので接合部がもろくなってしまう。 通常の飛行では問題ないが、不運にも模型がどこかにぶつかってしまったような場合、木工用ボンドであれば少しは曲がる余裕があるので、接合部にも余裕があり、木部が多くのエネルギーを吸収するため、ダメージの量が減少する。 しかし、瞬間接着剤で作った場合は曲がる余裕が全くないため、接着部が砕けてしまう。 はい、物理学の講義はこれでおしまい。 とにかく私は、無茶な力を加えさえしなければ木工用ボンドで付けた部分が外れたような経験はない。 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
第二層外板張りの開始 ベニア板 2 枚と、印刷されたカード数枚。 |
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そして作業は・・・
第 1 段階:
カードをベニア板に糊付けする。後でベニアからカードをはがす必要があるため、糊の選択には細心の注意を払うこと。 強力に張り付くものを選んではいけない。スティック糊(プリットの様なもの)なら大丈夫だが、紙の側に糊を付け、板の側には付けないこと。 しかし私は、張り替え可能な写真マウント用スプレー糊を使った。 この場合も、紙の方にスプレーし、板の方にしないこと、説明書の通りに行うことが肝腎である。 この方法で、確実な接着と板の側に糊を残さずにはがすことが可能である。
ベニア板:
なかなかいい感じだ。荒い面となめらかな面があるのに気づくと思う。なめらかな側にカードを貼り付け、荒い側は船体に接着する側とする。
部品の切断:
これは辛い仕事だ。私はこれに適したはさみを持っておらず、とにかく、はさみの使用は余りいい方法と思えなかったこともあって、 私は非常に鋭いナイフとステンレス製の物差しを使い、カード上に引かれた線のできるだけ近くを切断した。 紙ヤスリがけのために、僅かな余裕を残しておくこと。その後、紙ヤスリで縁を線上まで削った。 この木質は非常に堅く、多くの紙ヤスリと替え刃を消費することになるだろう。 終了後、すべての細片をひっくり返し、反対側から眺めてみよう。 すべて平らに揃っているかどうか、チェックする。 そして、合うべき端同士をそろえてみて、つなげたとき、直線になっているかを調べ、幅も合っているかを見る。 この段階でできるだけうまくそろえてやれば、後の人生が遙かに楽になるというものだ。 説明書に変更を加えた。説明書では、この細片を模型上にピン留めしろと書いてある。 私の意見では、まず、船尾側の外板(来週配布)が来るまで待ち、この作業を済ませ、今回仕上げたものと合わせてみて、 完璧に合うのを確かめるのが先決であろう。更に言えば、ピンより、小さく切ったマスキングテープを使う方がよい。 この方法だと、外板の位置を何度も動かせるので、完全な位置決めが可能である。 また、できた穴を充填したり、割れた外板を修理したりする時間を節約することもできる。 今週の作業は予想外に長くかかったが、よく言うように、忍耐こそが美徳である。 |
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今週のポイント
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
第 2 層外板の取付 2 回目 |
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そして作業は・・・
ほとんどの作業については先週を参照されたい。 私は作業を続け、右舷部分の外板をすべて船体に固定した。 説明書はピンを使うように書かれてあるが、先週述べたとおり、この作業にはマスキングテープの使用が理想的である。 しかしながらテープは紙から完全にきれいにはがれるわけではないので、テープを通して舷窓が見えることを確認しておくこと。 たいした問題はない。剥がすときになったら外板の縁の近くでテープの端を切り取ればよい。 しかしこのとき、テープ越しに舷窓が見えることを確かめておく必要があるということである。 |
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今週のポイント
(訳者注:意味不明瞭です。) 少々組立の話に戻るが、オーストラリアの同好者は、英国よりも進行が遅れているように思われる。 次の話題はマーク・カスペルスキーからのもの。
キールをつなげ終わったとき、曲がっているのを発見した(ToT)。(訳者注:欧米では顔文字は横に使う→ :-( )
私はこの問題を解決するのに(船体に板張りする前)キールの沿った部分に湯気をあて、 真っ直ぐになるように押しつけておいたところ、朝になってみると、真っ直ぐになっていた。 こうして、私はとても幸せな奴になったというわけさ。
ありがとうマーク。
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
第 2 層外板の取付 3 回目 |
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そして作業は・・・
第 26 週と作業はまったく同じ。 |
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今週のポイント
第 2 層の外板は、真っ直ぐ、等間隔に見えるように努めること。 テンプレートのラインを正確にたどろうとするより、見た目が良いようにすることの方が遙かに大切である。 作業後に、テンプレートが全く正確な位置にはなかった、ということが判明する場合があり得るのだから。 今週の製作時間は?
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今週のパーツ
第 2 層外板の取付最終 |
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そして作業は・・・
外板の調整作業は第 26 週とまったく同じ。 外板の船体への一時的固定作業は第 27 週とまったく同じ。 |
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次に私は、説明書に従って外板の輪郭を(鉛筆で)なぞった後、外板、テンプレート、マスキングテープの最後の切れ端に至るまですべてを船体から取り去った。
その次にしたことは、すべての舷窓の中心に、尖ったもので印を付けることである。 私はコンパスの針を使ったが、鋭いダーツ、小さい釘など、何でも良い。 舷窓がきれいな直線上に並ぶよう、できるだけ正確に行うこと。 この世で歪んだ舷窓より悪いものはない!!これらの印は、舷窓を正確にドリルであけるときの助けとなる。 最後に、すべての外板を船体に瞬間接着剤で固定する。量は少なめに使うこと。さもなければ、船体全体に染み渡ってしまって、跡が残ってしまう。 また、あなたの指にタイタニックの大型模型がくっついているという状態に終わる危険性すらある。 冗談はともかく、瞬間接着剤には気を付けることだ。使いどころを間違えると危険きわまりない。 写真で分かるとおり、下部の外板については、接着する前にカードパーツを取り除いてしまってある。 これは、作業が簡単になると思ったからで、瞬間接着剤がカードとベニアの間に流れ込んで、 完全にくっついてしまうというような望ましくない結果を生む危険性が低くなると踏んだからである。 この部位には舷窓がないので、カードを残しておく必要はないのである。 しかし、カードを剥がすときには、番号を振っておいた方がよい。 こうすれば、他のものと混同したり、反対にしてしまったりする危険がない。 難しい外板は、H と I、そして最も船尾側の A と C だけであろう。 それは、船体が曲面をなしているからである。C については、最後の外板を正しい方向に指で曲げてやることだ。 A、H、I、については、外板をコルク板(または、同様の柔らかい材質のもの)の上に置き、 丸い鉛筆やスプーンなどのようなもので押しつけて曲がり癖をつけてやる。 全体が丸まったようになってしまうかもしれないが、指でのばしてやること。 |
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今週のポイント
今週の製作時間は?
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今週のパーツ
ドリルが届く。「たくさん」の穴あけ作業 |
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そして作業は・・・
今週の作業は全く単純だが、大変注意力が必要で、長時間を要する。 舷窓をドリルであけるのだが、その位置はできる限り正確に。 私はハシェットから送ってきたものは使わず、工作用電気ドリルを使った。 ドリル部品には問題ない。 全部の穴あけが終わったら、すべてのカード部品を慎重に剥がす。 この目的に最適なのは、曲刃の付いた、鋭い模型用ナイフである。 ゆっくり慎重に、下の外板を傷つけないよう行うこと。 実際外板表面には、剥がれないように気を付けるべき紙の層がある(訳者注:本当か?)。 あちこちに傷を付けても心配ない。ちょっと充填材や瞬間接着剤を付けてヤスリがけすれば修繕できる。 私も、あちこちで角をはがしてしまった。 説明書によれば、ここで充填材を使い、紙ヤスリを掛けろと言うことであるが、わたしは、第 31 週、最後の外板張り用数部品を合わせてみるまで待とうと思う。 |
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今週のポイント
マスキングテープは余り長く模型に貼りっぱなしにしないこと。 長く放置すればするほど、強くくっつき、剥がすときに貼った面にダメージを与えてしまう。 大体 3 日が推奨できる期間だが、非常にデリケートな面でないかぎり約 1 週間は大丈夫である。 1 週間以上後に剥がそうと考えているのなら、日曜大工店で売っている特別のマスキングテープを買うべきである。 これは、7 日マスキングテープなどという商品名が付いて売られている。 糊の部分に特別の工夫があって、長く貼っておいても粘着力が強くならないようになっている。 今週の製作時間は?
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